昔と言っても本気で昔過ぎて、ちょっと思い出すのに手間取りましたw
パタは若いころから病気したこともあり、あんまりバイトもやってません。というか、いまだにバイトをしているようなものでもあります。
厳密な意味でバイトというなら、母が勤めていた地元の耳鼻いんこう科で受け付けのバイトを少々。あと長かったのは郵便局の事務ですな。
郵便局は、高校生になったら年賀状の仕分けのバイトのお誘いが来て、おもしろそうなので行ってみたら、何かに登録されたらしく、その後も時々呼ばれるようになりました。
たいていが切手を貼ったり判子を押したりというたわいない仕事でしたが、なんだか待遇が良くて、お茶菓子なんかごちそうになっていた気がします。今考えるとありえない。さすが親方日の丸…。
事務のバイト自体は確か、ご近所さんからこんな仕事がある…と紹介されていったような気がしますが、当時はやりだったワープロ…いかん年がばれるw…がパタは少々できたので、それでかなり重宝された気がします。
事務はまあともかく、ずいぶん可愛がっていただきました。当時パタはまだ二十歳そこそこだったので、いろいろ珍しがられたのでしょう。
パタのバイトとは全然違いますが、郵便局と言えば記念切手など折々に売り出しますが、その中で一つ、どうしてもやらせてもらえない仕事がありました。
記念の消印を押すという仕事があったのですが、それはプロのアルバイターがいるそうで、それだけは絶対にやらせてもらえなかったのです。
消印を押す位置にいろいろ細かいこだわりがあるそうで、記念切手の上だとか、半分だとか、あるいは枠の中にきれいにおさめるだとか、そういう技があったようです。
プロアルバイターさんたちは、たいていお年を召した方たちで、今思うに定年退職後の郵便職員か何かだったのではないでしょうか。
彼らはパタたちよりよっぽどのんきにお茶菓子を食いながら、本当に実にきれいに美しく、消印を押していったものです。
あとで見せてもらうと、なるほどこれはパタにはまねできん…と舌を巻いたりしましたが。
なんか…本当に親方日の丸な人事だったなあと…今更ながら思います。